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工学部 機械工学科

【球天下体育】大学在職中の海外留学の際の研究が論文になりました!

2020年5月25日 工学部 機械工学科

 2016年度に花之内教授が、大学の制度を利用して一年海外留学(米国)に行った際の研究がJournal of Orthopaedic Surgeryという雑誌に掲載されました。論文は権威ある学術誌により他の研究者の審査を経て合格したものだけが掲載されるもので、研究成果が認められたということになります。
 花之内教授からのコメント「在職しながらユタ大学に留学させてもらえる機会を頂いたことによる成果の1つです。これでそれ関連の論文は3つめになりました。大学の皆様に感謝申し上げます。」

https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/2309499020924161
(Open Accessになっていますので、よろしければご参照ください。)

 帰国後2017年の日本股関節鏡研究会で優秀ポスター賞にも選出して頂きました、この研究内容は、以下になります。

 FAI(大腿骨寛骨臼インピンジメント)という骨頭の変形などが原因で寛骨臼側と衝突する病気が近年わかってきて股関節鏡手術がその手術治療の選択肢になっているのですが、日本ではあまり普及しておりません。その原因は古くから寛骨臼形成不全(AD)という別の病気に罹患する方が多く、見分けがつきにくいという問題がありました。この問題に対応するために、つまりADだけどFAIの特徴もある方とそうでない方を見分けるために、“レントゲンで撮影したときの骨頭頸部の骨硬化の有無、その程度が補助的な指標になるのではないか”を示した論文です。添付した図は、上段が骨硬化を示している骨頭のレントゲン画像で、下段が骨硬化のない骨頭のレントゲン画像を示しています。