経営学部 経営学科
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公益事業学会「奨励賞(論文)」は、45歳未満且つ専任研究職10年未満の会員の著作のうち、公益事業に関する優秀な学術的業績を顕彰するものです。毎年度、前々年の1月1日から起算して2年間に刊行された会員の著作が選考対象となります。
【受賞論文】
那須野育大(2022)「JR地方交通線の輸送需要に関する考察-多変量解析による検討-」『公益事業研究』第74巻第1号、pp.9-21.
【論文の概要】
本論文は、JR地方交通線89線区の輸送需要(輸送密度)について、重回帰分析を適用し、それらの考察を前提にしたクラスター分析を適用することにより、分類された線区別に特徴を分析したものです。まず、輸送需要に影響を与える要因は列車本数、沿線人口、運賃、高齢化率、自動車保有台数の5つがあること、そしてクラスター分析では、線区が5つのグルーピングに分類されることを示しています。そして、今後の線区のあり方についての検討を加え、当該89線区中13線区については上下分離や他の交通モードへの転換など線区のあり方そのものを検討する必要があること、5線区については輸送需要の創出が可能であることを導き出しました。
公益事業学会から表彰された那須野育大 准教授
2023年6月10日(土)、公益事業学会2023年度全国大会(大阪公立大学)において、表彰式が行われました。